お薬コラム第17回「院内の部署間連携について」

看護師の皆さまこんにちは。薬剤師の加治です。残るもあと2回となりました。
中盤は少し薬剤色が強いコラムになってしまったため、残りは少し薬の話から離れさせていただきたいと思います。

院内の部署間連携は永遠の課題

病院内で困っていることといえば「各部署間との連携」、さらには外来・病棟などの看護師間の連携ではないでしょうか?
やはりどの部署間も自分の領域があるので、各部署間との軋轢で物事が進まないことは永遠の課題だと感じています。
私も実際そのような状況に苦慮している看護部の皆さまを見てきています。

 

連携をスムーズにするための方法

この問題は解決するのが難しく思えますが、実は解決方法もあるのです。
それは、【まず先陣を切って、その物事を抱えること】です。そして【その姿勢を各部署の方に見せていくこと】が必要です。

実は各部署間の軋轢で進まない事項こそが、業務改善・効率化につながることが多く存在しており、それを誰かが率先して行うことで各部署の申し送りが円滑にいくようになることが多いのです。
このようなコラムをご覧になられる看護師の皆さまはとても高い理想を持ち、日々業務に取り組んでおられることだと思います。
是非、物事が進まない時は率先して物事を行っていく気持ちを持っていただければと思います。

 

困ったときは薬剤師を積極的に巻き込んで

また病棟でお困りの時があるときは、薬剤師も巻き込むようにしてください。
現在厚生労働省の薬剤師に対する位置づけは医師・看護師に比べてとても低いものがあります。
私も実際に薬剤師はもっと多くの業務を抱え、看護師の皆さまを助ける必要があると感じていますし、薬剤師自体これからの存在意義を保つため新たな業務を行っていく必要があるという危機感の中で仕事をしています。

是非、看護師の皆さんには病棟の薬剤師にさまざまな仕事を一緒にやろうと声をかけてあげてください。
自分の存在意義を感じ、必ずやいい働きをしてくれると思います。
「自分から率先して動く部署は、他の部署も動かしやすくなる」それが業務の効率化、軋轢の打破の秘訣だと考えています。

著者プロフィール

株式会社うさぎ薬局 修善寺店 薬局長加治亜世先生
10年間の大学病院勤務時代に得た知識・経験を活かしながら地元静岡で地域密着型医療の提供を目指すうさぎ薬局の薬局長を務める。 地域住民へ薬や健康食品などの理解を深めてもらうための地域講演会や子供たち向けの薬学教室などを行い活躍中。
糖尿病療養指導士、漢方薬・生薬認定薬剤師、ケアマネージャー、サプリメントプロフェッショナルなど様々な資格を保有している。

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